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想い出の海外旅行 NO.43 

南イタリア&マルタTOPへ

2007.3.25 更新

マルタ島 ゴゾ島 コミノ島


マルタ島、ゴゾ島、コミノ島の3島からなる。
地中海のシチリア島の側に浮かぶミニ国家。
3島合わせても淡路島の半分しかない。

1964年にイギリスから独立した。  人口40万人

私が初めて訪れた2000年5月当時、マルタの
旅行情報を集めるのはかなり困難であった。
政府観光局の仕事は、E氏が個人的規模で代行して
いらした。

大手旅行社でも、マルタがどこにあるのか、独立国
なのかなどと反対に聞かれたりした。

未知の国・マルタ!!!

こうなると俄然意欲的になる私・・・
これは行かなくちゃあ!!!

というわけでマルタ探訪の旅となった。
行程上から、南イタリアの旅の真ん中に挟んだ。

この時はまさか4ヵ月後に、ロンドンで背骨を骨折して
日本に帰国できなくなり、ゴゾ島で2ヵ月半も静養することになろうとは夢にも思わなかった。(このことは後日更新します。)
「僕について来て」

貨物船・SEA MALT でマルタに入国し、税関でモタついて、やっとタクシーに乗った。
5分ほど海沿いを走ったかという所でタクシーは止まった。
右手はまったくなにもない所。 海が迫っている。
左手には長い階段。 他になにもない。

「降りてください。」
「えっ? ここはどこ? ブリティッシュ ホテルと頼んでいるんですよ。」
「そう、ホテルへ行きましょう。」
「ホテルまで乗せてよ。」
「ここから歩くのが一番さ。 とにかく僕について来て。」
そういうとドライバーは、私のスーツケース(機内持ち込みのできる小型の)をひょいと肩に担いだ。

「さあ 僕について来て。

「えっ! また?  だめよ ついていけないわ。」
「僕について来て」 というジョークを真に受けたばかりに、縄梯子で貨物船に乗ってしまった。
あの恐ろしい体験をしたのは昨日のこと。   (貨物船に乗って国境越えに更新済み)
あんな恐ろしいことは二度とできない。

戸惑っている私をおいて、彼はもう10段以上登っていってしまった。
荷物は持って行かれちゃったし、ここに残れば迷子になちゃうし、どうしよう・・・  
まさか殺されることはないだろう。思い切って彼について行くわ。それっきゃないでしょ!!

階段を50段は登っただろうか。
目に飛び込んできたのは、この景色。




うわぁ〜〜  すご〜い!!
真っ青な海と、びっしり立ち並ぶ対岸の建物群が目に飛び込んできた。  マルタだ。バレッタだ。!!!

あれ? ドライバーはどこ?                             
「お客さん、こっちですよ。」

ブリティッシュ ホテル

声の方に振り向くと、そこはブリティッシュ ホテル。ここだったの。
これがマルタ流タクシーの乗り方なの?
途中で降りて、階段を駆け上がる・・・

タクシー代は端数を繰り上げて支払った。
こういう場合チップは?
荷物を担いでくれたから多めに・・・
とんでもない。有無をいわせず途中で降ろされ、階段を上らされた
のに・・・チップ?  私がもらいたいわよ。

こうしてマルタの旅は妙な具合で始まった。

↑ブリティッシュ ホテル
右の丸いドアが正面入り口 2階がレストラン 3〜6階が客室  ☆☆2つ星ホテル

このホテルを、前泊のレッジョ ディ カラーブーリアで4泊分電話予約しておいた。
シングルルーム シャワートイレ付き 朝食込み で10マルタリラ (2250円)という条件で。
当時、1ポンド(なぜかマルタの人はポンドという)は220〜230円だった。 

部屋へ入ってびっくり!!
古城を思わせるような重厚な造りの部屋が3室、ベットが6人分、トイレとレトロなバスが2ヵ所。
北向きで裏通りに面していて、海は見えない。
一人だからもっと小さくてもいい。海側の部屋に替えてと頼んだが、海側は3倍といわれて諦めた。
それだけ海の眺めが素晴らしいということ。
今日から4泊した後、ゴゾ島、コミノ島旅行後再びここに泊まることにして、海側を6泊分予約した。
ロケーションや設備の良い割に値段が安いから、いつも満室だといわれたので。

久し振りにバスタブでリラックスしてから、街へ繰り出した。

バスの国 マルタ

マルタの交通手段はバスだけである。  電車はない。
バスは大変発達している。
マルタ島だけでも、78路線、一日あたり4700本運行されている。

@ バスターミナル
小国にしては大規模なターミナル、バスは行き先毎にまとまって
いて、通し番号になっているので解りやすい

A 行き先は書いてない 正面に番号が出ている
チケットは乗る時にドライバーから買う 片道30円ぐらい
朝5時半から夜10時ごろまで運行している。幹線は10分おきに出るが、ローカルになると1時間に1本 最長距離でも75分で着く

B オンボロバスも現役!!!
車体はイギリスの中古車がほとんど
こんなご老体も頑張っている
唸りながら、休み休み行くのよ
ドライバーも鼻歌まじりだったりして・・・

手前はエルモ砦 戦争時は島民が立て籠もった
向かいはスリーマ。島全体が世界遺産のような国
聖エルモ砦の中は石段だらけ、タクシーは近回りして、階段を登ったのだ。やっとわかった。
ドライバーさんの厚意が理解できなかった。ごめんなさい。

聖ヨハネ大聖堂 長期滞在者用マンションやレストランの並ぶビーチ
独立記念行事・軍隊パレード 屋外無料クラッシックコンサート
カラフルな漁船 トレードマークの目は魔除け 網を繕う漁師さん
豪華客船も寄港する うぁ〜 SEA MSLTA を見つけた いってらっしゃ〜い♪

ゴゾ島

マルタ島の北西に浮かぶ、マルタ島の1/3の小島。 人口 26、400人。
こじんまりとした首都ヴィクトリアを中心にして、小さな村が点在している。
本島よりずっと素朴で、ゆったりしていて、風向明媚で、私の好みにぴったり。 一目惚れした。

民宿・ガーデンハウス
これがゴゾ島の宿
ヴァレッタの観光案内所では、5つ星ホテル・1泊100ポンドを
薦められた。長期旅行ではホテル単価は極力安く抑え
なければならない。
ブリティッシュホテルのスタッフに相談すると、家族経営で3室
だけのプチ民宿、1泊朝食なしで3ポンド(750円)のこの民宿
を紹介された。 1も2もなく飛びついた。

ここはもともと一般家屋で1階がオーナーの居室、2階が客室。
私の泊まったこの部屋は屋上に手作りしたプレハブで、
6畳一間のシングルベットルーム、タンスがあるだけ。
キッチンとトイレは室外。これはもう1室の人とのシェア。
でも、広いベランダ(1教室分もありそうな)からは、360度の
見晴らし、屋外リビングには、天然石のテーブルセット、
色鮮やかな花も咲きこぼれている。

フレンドリーな同年輩のオーナー。
静かで、のんびりしているミニ国家の離島・・・私の好みに
ピッタリ!!以後私の定宿となった。

マルタ島の北部チェルケウア港から臨むゴゾ島 定期カーへリー 25分ぐらいで着く
イムジャール港の漁船やヨットの停泊所、 ゴゾのシンボル 大城塞 
波の浸食によりできた洞窟が無数にある アズレウインドウ
 吸い込まれそうな 青の洞窟
塩田 8月には見事な塩の柱が立つそうだ

コミノ島
ホテルが2軒、島の住人は観光業者が20人だけ、完全な観光のための島で、他の2島のような遺跡も
文化施設もない。高級リゾート地並の物価高、つんとすましたようなよそよそしさ・・・
私は好きになれなかったが、海は他の追従を許さない美しさ、ゴージャスな雰囲気は、ハネムーンや
マリンスポーツ愛好家にはお勧めのスポットのひとつ。


@ 深い蒼色の地中海に浮かぶコミノ島
 左手前 マルタ島  後方 ゴゾ島



A ホテルの差し向けフェリー
10分で着く


B 豪華ホテル


再びマルタ島で

コミノ島は1泊だけでまたマルタ島に帰ってきた。
今度はタクシーには乗らないで、バス停から歩いてきた。

ブリティッシュホテルの海側の部屋を予約しておいた。
一番狭い部屋で6畳弱、シャワー トイレ付 12ポンド(2,700円)
ちょっと奮発したけど、大いにモトとった。
大きな窓からは燦々と太陽が降り注ぎ、対岸の街並みが手にとるように見える。
地中海から湾内へ出入りする大小の船を見ているだけでも飽きない。
懐かしいSEA MALTAの姿もみつけた。
夕暮れから夜の美しさは最高。ロマンティック・・・
窓の下にやっと座れる幅の台があった。
そこに足を投げ出して座ってぼんやり外を見ていると、夢の中をさまよっているようだった。

残る6日間でしたことは、今後の日程のアウトラインを引くこと。
差し当たって、シチリア島への行き方、シチリア最初の宿の確保。
その後のコースのチェックなど。

こんなことを考えながら、一週間乗り放題のバスチケットをフル活用して、島中巡った。
出会う旅人とお勧めポイントを交換しあったりして。

バレッタは都会だ。人がいっぱい。街中熱気が溢れている。
なにもかも便利だ。 でもなぜか疲れる。  私はやっぱり田舎が好き。
マルタでは、漁村・マルサシュロックが最高。
生きているお魚を半生で出してくれた。 毎日通った。
いろいろな種類を少量ずつという好みも覚えてくれた。

でも、私はゴゾ島が一番好き。 この後、毎年ゴゾに滞在するようになる。

マルタ共和国

一般的な観光案内はガイドブックに委ねるとして、ここでは旅のこぼれ話を中心にした
写真便りをお届けします。

5/27〜5/30  6/4〜6/9    5/31〜6/2        6/3       14日間

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