2005
オーストラリアの旅へ

シドニー発着13日間の3人旅
        エピローグ・ダーウインにて

オーストラリア縦横断の旅

大陸縦断列車・The Ghanからダーウイン駅に降り立つと、むわぁ〜とする熱気、ここは熱帯なのだ。
タクシーで、Mirambeend Resort Darwin に向かう。
大型のリゾートホテルで、私はシングルルームで予約していたのに、ベットが4つもある。
設備は大変良く、水回りもゆとりがある。
ベットには毛布がなくシーツが掛かっているだけ。 これで大丈夫なの?
大洗濯する。

夕食はホテルのレストランで。
カンガルーのステーキを、ミデアムレアでオーダーする。
美味しいこと!美味しいこと!びっくり・・・
臭いもなく、軟らかくソースも美味。
ビーフステーキに似ている。
日本の○○牛よりずっと美味しい。ボリュームもたっぷり。  
大満足。幸せな気持ち。

私★「聞いてみたいんだけど,コアラのステーキはないの?」   
LO☆「何いってるの。あんなに可愛いコアラを食べるなんて。   
    野蛮人だって言われちゃうわよ」
  ★「カンガルーだって可愛いじゃないの」
  ☆「カンガルーはいっぱいいるからいいの」

さっぱりわからないお話。

早めに就寝。 毛布がなくても寒くなかった。

ホテルで

カカドゥ国立公園

8月17日(月)
午前4時30分」、目覚ましで起きた。
今日はカカドウ国立公園1日ツアーに参加するのだ。
今日こそ早起き型の私の活躍時。 5時に2人を起こしに行く。
6時15分、バスが迎えに来る。 The Ghanでシェアした日本人TIさん親子が乗っている。
ドライブインで朝食をとる。 朝から暑い。

四国と同じ広さのこの国立公園は豊かな自然と、アボリジニの遺跡・文化の両面から、
世界複合遺産に登録されている。

アボリジニの壁画

3時間走ってノーランジーロックに到着。
ここのアンバンバンギャラリーに描かれた壁画は、雷男の伝説を絵にしたもので、他では見られない
独特の雰囲気をもっている。カンガルー、トカゲなどの動物も鮮明に描かれている。

地上から高い位置に描かれているので、特設の足場から見学するようになっている。
保存状態もとても良い。

再びバスで、ボートの出発地クーインダへ向かう。
ボートは蓮の花の咲く湿原を静かに進む。ツル、イーグルなど野生の鳥が数多く見られる。
体長3メートルもある大型のワニも次々と現れる。
一人で小型ボート釣りをしている女性、勇敢ね。 ワニがいっぱいいるのに怖くないの?

イエローウオーター・リバークルーズ

帰路、蟻塚を見に立ち寄る。
こんなに大きい蟻塚は見たこと無い。
しかもこんなにたくさんの。
高さ6メートルにもなるのもある。

8月16日(火)

8月17日(水)

8月18(木)

朝食後一人でダーウイン植物園へ行く。
熱帯植物が屋外で大きく育っている。
他所なら温室で育てられているのが。
花も葉も色が濃い。形もダイナミックで勢いがある。
3時間夢中でシャッターを切る。
人影はまばら。
太陽が頭の真上から照りつけ、湿度も高くて汗が噴き出る。

蘭の展示室に入る。
強い陽差しを避けるため、屋根が布で覆われている。
大きい窓からの通風もよく、私もほっとし、一息つくことができた。

ここで事件発生!!!
出入り口のドアが開かない。押しても引いても。どうして? 揺すってみても開かない。
頑丈な錠がかかっている! まさか!そんなバカな!!!
ドアを大きく揺すった。足で蹴ってみた。ビクともしない。
放心状態になった。

どうすればいいの。
とにかくここから出なくては。でもどうやって出るの。
そうだ。 JEに携帯電話をかけるんだ。
私★ 「助けて。ここから出して。」
JE☆「落ち着いて。ここってどこ?」
  ★「よくわかんないけど、蘭の展示室なの。 JE JE 聞こえる? 返事して。」
 (電話不通・・バッテリーが切れたと知ったのはあとのこと。)
  
万策尽きた。座り込んだ。どうしょう。
時計を見ると2時40分。夕方4時30分にサンセット クルージングに出発なのに。
HELP ! HELP ME !
力の限り、声を振り絞って叫んだ。
誰も来ない。 ほんとうにどうしよう。 どうしたらいいの。
夜になったら野生の動物や大型の鳥が窓から入って来て・・・・
ダメ! 絶対にここから出なくては。

HELP ME !
叫び続けた。10分ぐらい叫び続けた。

車の音がする。これが最後と叫んだ。 助けて〜。
車が止まった。作業着の男性がきょろきょろしている。
ドアをガタガタ揺すって、HELP ME
彼が飛んできた。開いたドアから走り出た。
☆「どうしたんですか」

声が出ない。口がきけない。 涙がボロボロでた。
オフィスに連れていかれた。
スタッフ全員が出迎え、話を聞かせてという。
「なにやってるの。どうなってるの。お客を閉じこめて。こんな話聞いたこともないわ」
泣きながら怒鳴った。一通り話がすむと園長のデイビットが
「理由は不明だが、いずれにしてもこちらのミス。私の責任だ。
心よりお詫びします」。と丁寧に挨拶された。
すぐにJEとホテルに電話をしてくれる。JEにはつながらない。

「あなたはこのことを警察にいいますか」と聞かれた。
警察にいうつもりはないが、聞いてください。といってつぎのお願いをした。
今後 施錠をするときは、かならず声をかけること。
英語のわからない人、子供もいるとして、必ずひとまわりして目で確かめること。
この事件をスタッフ全員に報告し、安全対策を徹底させること。
自分でも驚くほど冷静に、言いたいことが言えた。
「あなたのいう通り。必ず実行します。感謝します。」と丁寧にいわれた。

力が抜けた。とっても疲れた。
デイビットがホテルまで送ってくれる。

ホテルに着くと、LOとJEがフロントでスタッフと話している。
「ここよ!」とよろけながら走った。
「よかった。よかった。」と2人が抱きしめてくれる。
みんなにことの次第を話す。異口同音に信じられないようなことに驚いている。
LOがデビットに電話してくれる。4回もI am sorry と謝ったとのこと。
滅多に口にしない言葉を繰り返して詫びているのだから、私ももう拘らないこと
にしよう。

植物園騒動記

サンセット・クルージング

4時30分、予定通りサンセット・クルージングに出かける。
港にはヨットやクルージングボートがひしめき合っている。
LOは夕食のレストランのチェックをして廻っている。
JEが「さっきはごめんなさいね。私の携帯の電池が切れていたので、あなたをすぐに
助け出せなくて。心細かったでしょう。」とすまなそうに言う。
LOが帰ってきて「あのね、このオーストラリアで10分で助け出されたということは
幸運だったわよ。この間、若者が山で3日も救出を待っていてニュースになったのよ。
とにかくラッキーだったわ。」と明るく言って私の肩をさすってくれる。
ラッキーだったんだな〜・・・こうして元気でここにいるんだから。
「ありがとう。ごめんなさい。」としか言えなかった。

お客さんをいっぱい乗せて、静かに船出。
大海に出る前に小さなダムがあり、水位の調整をして水門を開ける。
大海原はチモール海。気温も下がり、風が快い。
海と空がだんだん濃い色に変わっていく中、赤く大きくなった太陽がゆっくりチモール海に
沈んでいく。
波乱に富んだ?一日が暮れていく。

夕食はワイルド・オーストラリアン。
ワニ エミウ ラクダの串焼きをオーダーする。
ワニは白身魚に、エミウは鳥肉に、ラクダは豚肉に似ているかな?
カンガルーよりくせがあるけど、おいしい。ワニが一番好き。
チーズのサラダも美味しい。

Cathedrals of the North

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