ケンジントン フローラホテルと 支配人・はんさんのこと

ホテルは日本でインターネット予約をした。
「国立公園に泊って紅葉見物」という目的達成のため選んだホテル。
山岳リゾート地に建つ高級ホテル。
オンドル室(床に布団を敷いて寝る)もあった。
一般室でもオンドルになっていた。

夕食はルームサービスで「焼き肉 まつたけのソテー添え」
山の裾野に放し飼いの牛なのでとても美味しい。
そして、山盛りのまつたけのバターいため。産地の旬ものなので美味しいことこの上なし。

さて、支配人の はんさんには大変お世話になった。
はんさんは日本に留学して日本語を学んだというだけあって流暢な日本語を話す。

実はここから先の3日間分の観光地を決めていなかった。
「紅葉が綺麗な国立公園に泊って紅葉見物したい」という目的、眺望の良いホテルという条件で
選んでいただいた。

丸一日検討して、雉岳山1泊、俗離山2泊という日程と、その地最高級ホテルを予約くださった。
外国では頼めばこのようなサービスをしてくれる。日本ではどうなのだろう。
ホテルのプロだけあってお客のニーズに合った案内を確実にしてくれるので、私はよく依頼する。

「地名をハングルで書いてください」と頼むと、はんさんは3日間私に必要な会話を順を追って
A4紙いっぱいに書いてくださった。
びっくりしてお礼をいう私に「お客様に喜んでいただけるのが最高の幸せです」と笑顔でおっしゃる。
地方旅行で韓国語以外は通じない。特製の指差し会話はどこでも威力を発揮してくれた。

このような韓国の人からの善意はこの後も毎日続いた。

韓国紅葉の旅

10月24日(土)、韓国3日目、いよいよメインの紅葉狩りに出発。
鉄道がない地域への旅になるので長距離バスを使った。

五台山(オデサン)国立公園へ。
五台山とは満月台、長嶺台、麒麟台、象三台、知工台の5つの台を指すとされる。これらの間には
海抜1,563mの昆盧峰・虎嶺峰1,531m・象王峰1,493m・頭老峰1,422m・東台山1,434mの山脈が
連なっている。

ソウルのバスターミナルから東へ、高速バスで約3時間。バス代は¥990
土曜日の朝、紅葉の名所への道路は大混雑。
途中休憩をして12時40分終点のバスターミナルに到着。

 五台山編
   
   
   
   
   
   
   

10月25日

今日は小金剛一日観光。

渓谷が美しく、道も整備されているので軽いハイキングにぴったりとのことだったが・・・
昨日の ちょうさんのタクシーを一日定額でチャーターする。
9時に出発、40分で着く。
臨時駐車場は団体観光バスやマイカーで溢れていて、500mぐらい手前から駐車しているのも
いっぱい。ソウルから日帰りツアーが多数出ている。
私たちの車は土産物店通を通り抜け登り口のすぐ下に止められた。
どうやら特別扱いだったみたい。

さて、そこからはひたすら歩き。
道は未舗装、石がむき出し、アップダウンも多い。
ジャケットを脱いで腰に巻こうとしたら、ちょうさんが「ちゃんとリュックにしまいなさい」という。
ここはちょうさんのいうとおりにしよう。
ちょうさん私のリュックを背負い私の手をとって歩きだした。
景色を見ながら歩いていると転びそうになる。
手つかずの自然を残した登山道なので足元は不安定だ。これでも整備されたのだろう。
「くまさん」も自分の安全は自分で守れといっている。

1時間歩いた。気がつくと若者ばかりになっていた。
急な石段を登ると小さなお寺があった。
尼さんと懐かしげに話しこむちょうさん。
「あっ キムチのカメ・・・・違った。食品の皮や食べ残しなどを発酵させて肥料にするのですって

お寺を後に同じ道を戻る。
18,000歩歩いた。疲れたけれど爽やかな気分が快い。
ちょうさんの優しい心遣いに支えられて素晴らしい一日を過ごすことができた。

上院寺

これだけでも感動しているのに、もう1か所案内するという。
五台川渓谷の傾斜は険しくなり、渓流も激しさを増した。
急な山傾斜には、上院寺を中心として西台寺・中台寺・北台寺など月精寺の末寺が集められて
いる。

上院寺には、国宝の銅鐘をはじめ多くの文化財がある。
石段を登りつめると信者が献納した華やかな提灯が並んでいた。

講話が終わった講堂から信者さんが次々と出てきて和尚さんと挨拶を交わしていた。
そして長い行列ができた。茶菓の施しだった。
ちょうさんが私の背中を押して中にいれてくれた。
甘いお餅と温かい緑茶をいただいた。

帰り道、車窓に見えるモミの並木道は韓国映画のシーンのようだ。
五台山一帯はドラマ「夏の香り」のロケ地である。

ホテルまではタクシーに乗った。25分ぐらい乗ったか。¥930
カフェで一休みしてから、いよいよ観光へ。
電車もバスもない。身分じゃないけどタクシーをチャーターする。4時間チャーターで¥5250


五台山月精寺

大韓仏教曹渓宗の古刹、高麗時代の建立。
満月台に上る旧暦の15日の月が特に明るいため月精寺と呼ばれている。
この寺には有名な八角九層石塔(国宝48号)と石造菩薩座像 (宝物139号)がある

各仏閣の絢爛豪華さには息をのむ思いだった。
中国とも日本とも異なる色彩使いだ。
お揃いの衣装の巡礼さんが、華やかな欄干飾りにマッチして。

チャーターしたタクシードライバーの ちょう さん、言葉は全く通じないが細かい心遣いが
感じられて嬉しかった。
写真の好きな韓国の人、私の写真をたくさん撮ってくれた。

雉岳山へ

俗離山へ

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