夕食は焼き肉

ホテルに帰るときむさんがお待ちかね。
今晩宿泊するのは3組で、2組のカップルは外で食べるというからコックを帰してしまった。
あなたを焼肉屋へ連れて行こうと思うがどうか。
もちろんOK。

2種類の牛肉200gずつ計400g、それに並び切れないほどのお皿がでた。
さすがのゆめ子も300gで満腹になってしまった。

しばらく待っていると、きむさんが迎えにきてくれた。
「あれ、肉余っているんですか? いただきましょう。 焼酎一本!」
「えぇ!!!ちょっと、私を車で連れて帰るんですよ。焼酎はだめ! 止めてくださいよぅ。」
「大丈夫!いつものことだから。」
「警官に捕まったらどうするの。」
「捕まらないったら・・・」

中瓶一本を美味しそうに飲んで、「さあ帰りましょう」
こわごわ同乗したが、一台の車にも遭わなかった。

韓国紅葉の旅

10月27日

雉岳山を発つ朝

おんどるの快い暖房でぐっすり眠れた。
外は深い霧に包まれている。
朝食は9時だというのでカメラ片手に散歩した。
寒い。迷ったがフリースを持ってきてよかった。

ホテルのまわりは典型的な農村で、米の刈り入れが終わって藁ぼっちが並んでいた。
農地の隅から隅まで豊かな実りがある。
草ぼうぼうの休耕田が目立つ日本の農業はどうなるのだろう。不安になる。

ホテルに帰ると朝食の用意ができていた。
干し魚のお粥の韓国式朝食。とっても美味しかった。

   
   

九龍寺

四天王門がこの寺の入り口、四天王がぐっと睨みを利かせている。
階段を登ると広い境内には荘厳な仏閣が建ち並んでいた。
金ぴかのご本尊、鐘楼修理の瓦の献納。

後ろにそびえる雉岳山はまさに「山燃ゆ」。
絢爛豪華なお堂に負けない紅葉の美しさ・・・・
天候にも恵まれ、絶好調の紅葉を堪能できてこの上ない喜びでいっぱいだ。


ホテル前からバスで20分、九龍寺への道は紅葉真っ盛り。どこまでも続く紅葉の道。
バス停には大勢の観光客、観光バスや自家用車もいっぱい。日本人にはあわなかったが。
お土産屋には特産のお酒や、なにやら「虫の子」の煮物も売っている。
熱い焼き栗をふうふういいながら食べた。
雉岳山編
   
   
   
   

10月26日(月)   

五台山から雉岳山・(チアクサン)へ移動する朝、9時30分。
ちょうさんのタクシーでバスターミナルに向かう。
ターミナルに着くと、「ここで待っていて」といってちょうさんは消えてしまった。
お別れの挨拶もしてないのに。急に心細くなってしまった。
もしかしたら何か大事なことをいったのかもしれない。

会話はすべて私の想像で解釈しているのだから・・・

数分後、ちょうさんが息を切らせて走ってきた。 車を置いてきたのだ。
きちんと挨拶しよう。大変お世話になったのだから。日本語でもかまわないから。

ちょうさん 私の両手を握って、
「気をつけて行きなさい。体に気をつけて元気で、また来なさいよ。待っているから」
胸がいっぱいになって言葉が出ない。体が震えて・・・・

バスが入ってくると、ドライバーに私のことを繰り返し頼んでくれた。
いつまでも手を振って見送ってくれるちょうさん・・・   涙でかすむちょうさん・・・・  
映画のラストシーンのようだった。


雉岳山国立公園へ

バスはのどかな田園地帯を走り、一時間後雉岳山のバスターミナルに着いた。
初老の男性に、はんさんお手製の「指差し会話」を見せてタクシーをつかまえてもらった。

15分ぐらい走って、雉岳山ホテルに到着。
畑の中に一軒だけヨーロッパ風の建物が目立つ。
部屋は大きくないが、清潔で機能的で私の好きな田舎の眺めが気に入った。
総支配人の きむさんが独学とのことだが日本語が話せるので助かった。

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五台山へ

チェックアウトで朝食代を払おうとすると、きむさん、
「いりませんよ。昨夜肉をご馳走になったから。」

びっくりした。
朝食代をサービスしてもらったのは初めてだ。

こうして雉岳山に心を残しつつ、俗離山国立公園へと旅立つ。

   
   
   
   
   
   
雉岳山九龍寺 (別名 亀龍寺)

蛇に食われる直前の雉を救った人が、雉の報恩で危機から命を助けられたという伝説によって雉岳山と称されたと伝えられている。
雉岳山には昔から寺が多く、現在残っている寺址だけでも100ヵ所がこえる。
現存する寺刹は九龍・上院・国亨寺等8寺だけだ。

九龍寺は新羅文武王の時、義湘が創建した古刹。
九龍渓谷にかかる橋の手前には亀のお手水舎があったが、お清めというより飲み水所であった。