念願のライン川下り

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やっと実現した「ライン川下り」
今までに何回ライン川下りをしたいと思ったことか。 でもいつも頓挫した。
「今年こそは実行しよう。今年も見送れば、もう一生できないかもしれない。
そんなに遠い将来は考えられない年齢なのだから」と思った。

今回は、「木組みの家並み探訪」と「ライン川下り」を二本柱としよう。
スケジュールはどうしようか。
フランクフルト出発から、ブレーメンまでの2週間は木組み、ボンでクラシックの足跡探訪、
そして、コブレンツからマインツまでのライン川下り、途中オーバーヴィーゼルで下船して
一泊する。 マインツでも一泊する。
ゆったりした日程だ。
自由になる時間はたっぷりあるのだから。一人旅なるが故にできるのだから。





6月3日 11:00出港のKD社の「Ms. Godesburg」号に乗船する。

生憎の激しい雨降り。  既に50〜60人ぐらいの乗客がいる。
エンジンの音、アナウンスの声、トーンの上がったお客さんたち、船旅特有のムードが
なんともいえず嬉しい。

見覚えのあるコブレンツの景色が続く。
今のうちだ。 船内探訪。オフィスでコースのこと、船のデーターなどを聞く
クルーの一人が、途中下船はとてもいいアイディアだといってくれた。
上陸してみると船上からとは違ったものに出会えて感動するとのこと。
オーバーヴィーゼルで下船は特にいい。
マイナーな村で、ここに泊まる人はあまりないが、それだけに昔の風情が残り、静かに
過ごしたい人にはうってつけ。
私の予想が大当たりしてこの選択は賢明だった。(下船宿泊は後述)

船内のアナウンスについて

アナウンスは、ドイツ語、英語の2カ国語で行われる。
時折スペイン語が入る。 日本語はまったくない。
オフィスに聞きに行った。
「スペイン語はあるのに、どうして日本語のはないの?」
メインの2カ国語と決めているが、大勢の他言語のお客があるときは、その
言語でのアナウンスも加えることがある。
今日のようにスペイン語圏の団体さんがあるときは、臨時にいれることになっている。
日本語の用意もあるが、あなた一人のために行うことはできない。
フランス語も、イタリア語も、ロシア語もお願いといわれたら収拾がつかないでしょ。
そうそう、明日リューデスハイム→ バッハラッハ間は日本語をいれますよ。
日本人の団体が乗るのでね。

「わかった。 言語少数民族の悲哀・・・仕方ない」。

しかし、乗員も乗客も大変友好的で、一人でいる私に家族ぐるみで話しかけてくれたり、
お子さんがゲームに誘ってくれたりした。
写真や動画を撮ったり、話し込んだり、忙しくて楽しい旅だった。

天候に恵まれなかったのは残念だった。

特にハイライト「ローレライ」を通過するとき、雨が最も激しくなり、傘もさせない状態だった。
やっとのことで甲板に出てみるとだれもいない。
カメラを濡らさないように気遣いながら写真を撮るのが精一杯だった。
パンフレットにあるように、降り注ぐ太陽と青い空の下、満載のお客さんがローレライを
見上げている光景に出会いたかったなぁ〜。

旅のハイライトは最高の条件で行きたい。
そのためには絶体絶命のような予定を組まないこと。

特に天候は直前までわからない。今回もあと2日余裕があったら、好天の船旅ができたはずだ。
このことが今回の大きな反省事項だ

運賃とジャーマンレイルパス

このラインの運賃は以下のようになる。(1ユーロ=100円として)
コブレンツ⇒オーバーヴィーゼル・・・29.90ユーロ(2990円)
オーバーヴィーゼル⇒マインツ・・・・・34.30ユーロ(3430円)  合計で64.20ユーロ(6420円
(ちなみにコブレンツからマインツまで通しで買うと、  55.40ユーロ)

私は料金を払わず乗れた。無料だった。  
なぜかというと、ジャーマンレイルパスを提示すると、全部無料になるのだ。



ジャーマンレイルパスの価格
チケット  31.100円  手数料1050円    計32.150円
2等 7日間 フレキシブル

ユーレイルパスなので、ドイツでは買えない。
出発前に日本で「円」で買う。

旅行中の7日間を選んで、鉄道に乗り放題というチケット。
サービスの一環として、ライン川下りが無料になる。
私の場合、途中下船したので、2日分として計算する。


全額から船旅分を差し引いた25.730円が、5日分の鉄道運賃となるのだが、1日平均
5146円も使ったかな?
記録は残してないので正確にはいえないが、相当遠距離乗らないとモトはとれない。

結論として、私の場合だが、ジャーマンレイルパスを買う必要はなかった。
サービスの宣伝に釣られて、よく計算もしないで買わないこと。   これも今回の反省事項。
私のように、旅そのものをフレシキブルにして、現地情報で最適なコースと交通手段で動く
場合は、その都度買うのが一番いい。
シニアサービスも利用できるのだし。(ちなみにライン川下りのシニアサービスは、30%引き
ただし、月曜日と金曜日だけ。)
為替レートも関係する。

購入前によくチェックして、自分にとってどのくらい得になるのか、購入する価値はあるのかを
確認してから決定すること。有効な場合もあるのだから。


寄港について

乗降客が一人でもいれば寄港するが、一人もいないと通過する。
コブレンツで乗船したとき、下船港を2回繰り返して確認された。
オーバーヴィーゼルで下船したのは数名で、乗船者はいなかった。

桟橋際の売店内にあるKD社のカウンターはおばさんひとりでやっていて、
「次に乗るのはいつか、どこまで乗るか」と聞かれた。
「明日、14:30に乗って、マインツで降りる」というと、変更があったら知らせて欲しいといわれた。
翌日の朝、カウンターに行って運行の確認をすると、もちろんOK。
私の予定をしっかり覚えていてくれた。

「船長さんは、今日私がここから乗ることを知っているのかしら?」
大丈夫、もう連絡済み。寄港10分前に電話で最終確認をすることになっている。
今日は下船者はゼロ、乗船者はあなた一人だけど、必ず停まるから心配しないでね。
20分前頃までには来てください。

船はジャスト定刻に来て、4人のクルーが私のために作業してくださった。
無料で乗っているのにサービス満点で感謝 感謝。

この船旅のよかったこと

川幅があまり広くないので、景色が近くに見えた。
古城は貴族の館というよりも、中世の交通の重要手段であったライン川運行の見張りと徴税が
主な役目だったので、華麗さはなく、質実剛健な感じのものが多かった。
落ち着いた風情がよかった。

空いていたので、ゆったりできた。
お客さんともクルーとも親しく話すことができた。
地元の人がいて、詳しい説明を聞くことができた。
荷物の見張りもしてくれたので、身軽に飛び回れた。
全部で7時間のコースを2日かけてじゅっくり楽しめたのがよかった。
同じ光景は2度とないので、できたらなるべく長時間乗ることをお勧めしたい。

長年の夢が叶って、楽しい思い出いっぱいの船旅ができて大満足だ。


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